脱毛症には症状によっていくつかのタイプに分かれます。そのなかには永久脱毛の場合もあれば、一時的なものもあります。それでは脱毛症の種類を紹介します。
●円形脱毛症
円形脱毛症は頭皮の一部に現れ、徐々に範囲が広まる傾向があります。一部の患者には一晩で起きることもあります。その場合、朝起きて枕に無数に抜けている髪の毛をみて恐ろしい経験をします。部分ハゲになった部位の頭皮は青白く、ツルツルで髪が全くありません。また、その周りの髪は短く簡単に抜ける状態ですので、絶対に髪の毛を引っ張らないようにしてください。
円形脱毛症の明確な原因は究明されていません。原因としては遺伝、過度なストレスやショックなどが挙げられています。円形脱毛症は1ヶ月ほどで髪の毛が生えてく場合がありますが、新たに他の部分がハゲてくることもあります。このような場合は苦悩しないで専門医の診断を受けるようにしましょう。
●老人性脱毛症
高齢者は年齢とともに代謝能力が落ち栄養分が毛包にまで届きにくく、髪の毛の発育が弱まり、毛が細くなります。このような老年期の症状は骨にも発生します。カルシウムを多く摂取しても消失しやすく効能しないです。
●牽引性脱毛症
毛髪に強い圧力が加わると毛包が広がり、発生する脱毛症です。いわゆるポニーテール(ponytail)で髪の毛を結ぶ場合、頭を強く引っ張ると髪の毛が抜けます。ヘアピンを差し込んだ部位も脱毛します。このような習慣を止めると髪の毛は再び生えてきます。
●前頭脱毛症
男性のあごひげ、眉毛、まつげはもちろん、髪の毛まで完全に抜けてしまう症状です。前頭脱毛症の場合、髪の毛が再び生えてくるのが容易ではないので、直ちに専門医にご相談ください。
●全身脱毛症
髪の毛と全身の毛が抜けてしまう症状です。この場合、再び毛が生えてくるのは期待しにくいので念入りに管理しましょう。
●半痕性脱毛症
傷跡による脱毛症です。傷跡の組織には毛包がありません。傷跡は傷、やけど、感染などで起こります。アルカリ性が強いパーマ剤は頭皮にやけどをおこす危険があります。やけどによる脱毛症は適切な処方がないので注意しましょう。
●ヘアスタイリング剤による脱毛症
染色薬、ヘアティント製品、脱色剤、ストレートパーマ薬、ファーマヘア緩薬、ウェーブパーマ薬は正しく使用すれば髪に損傷を与えることはさほどありません。しかし、これらの多くの製品は化学薬品を含んでおり、髪の毛を弱体化する危険性があります。
●ストレスによる脱毛症
ストレスによって脱毛症になることもあります。過度なストレスを受けてから約3ヶ月後脱毛症になることがあります。しかし、遺伝的な脱毛症でなければ約3ヵ月が経つと再び生えてくる場合が多いです。
●脱毛症を引き起こす可能性のあるその他の疾患
毛包は非常に敏感で、体の不均衡に敏感に反応します。病気による脱毛のほとんどは一時的なもので、健康が回復すると自然に解決されます。高熱、重症感染、インフルエンザ、鉄分欠乏、大手術などがこれらの疾患です。
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